生花仲卸業知識と経験、審美眼を駆使してさまざまな花を仕入れる仲買人。
吉井 拓也さん(株式会社プランツパートナー大田店 勤務)
グリーンデザインコース(東京校)/2010年卒/
神奈川県立 中央農業高等学校出身
まるで宝探し!
知識と経験を武器に、クオリティの高い花を仕入れる
毎週月・水・金曜日。朝2時に開く東京の大田市場に出掛けます。その場で花を買い付けることはめったにありません。どれを仕入れるかは、ネット上で事前に決めているからです。といっても、確認できるのは品種名と生産者の名前、ざっくりとしたランクくらい。より良い花を仕入れるためには、花の種類や生産者の特徴、そして経験によるカンが頼りなんです。ヨミ通りのものなのか実物を見るまで分からないので、市場の日は少し緊張しますね。クオリティの高い花が買えると、まるでお宝を掘り当てた気分! そんな快感求め、今日も勉強しています。
特別な花だからこそチェックは厳しく! たくさんの品種から最高のものを選択。
仕入れた花のほとんどが、ブライダル系のフラワーショップへ。幸せを彩る特別な花ですから、品質チェックはより厳しく。「良くない」と感じたら、すぐ代わりの物を探します。オーダーされた花が見つからなくて、似たものを探すことも。学校では花の種類を150種くらい覚えましたから、その知識はかなり役立ってます。
鉢植えの仕事を体験してみて感じた不安。先生の紹介で一生続けたい仕事に出会った
鉢植えの植物が好きで、最初はガーデンセンターなどで働きたいと思っていました。インターンシップで現場を体験したんですが、土の入ったポットが重くて。一生続けられるか不安で、先生に相談したところ、「ここはどう?」とすすめられたのが仲卸の現場。一生続けたいと思える仕事と出会えて、本当に感謝しています。(取材:2013年秋時点)
株式会社プランツパートナー
大田市場・世田谷市場・横浜南部市場・名港花き市場・梅田生花市場の花卉部門の場内仲卸です。