花き生産者あらゆる要素を細やかに調整し、こだわりの一輪を育てるスペシャリスト。
吉岡 麗子さん(自営業)
フラワーデザインコース(埼玉校)/1995年卒/埼玉県立 秩父高等学校出身
花の生産は女性が少ない世界。
こだわりをポインセチアに込めています。
ポインセチアの生産を始めて13年目。ハウス4棟、1,300坪の広さで栽培をしています。まだまだ失敗も多く、毎年試行錯誤の繰り返しです。この仕事のやりがいは、苗の仕入れから生産、管理、営業、販売など、全て自分の意志で行動すること。8年ほど前からはアパレル業界にいた妹をパートナーに迎え、彼女の新しい発想を取り入れたことによって商品としての魅力が確実にアップしたと思います。手間がかかろうとも、品質重視というスタンスを崩さず、色のバランスやボリューム感にまでこだわった、私たちならではのポインセチアをつくり続けたいですね。
専門学校での研修後ポインセチアに魅了! 学校で学んだことが自分自身の原点に。
ユリの生産をしている家業とは違った視点で花を勉強したくて、テクノ・ホルティに入学しました。ポインセチアの魅力を知ったのは、研修でお世話になった農園。研修後はポインセチアの生産に力を注ぎ、2010年には「オールジャパンポインセチアフェア」で賞を受賞するほどに。専門学校で学んだこと全てが私の原点です。
自分の興味と視野を広げていくこと、人との出会いを通して成長することが大切!
学生時代は、いかに自分の興味と視野を広げられるかが大切。植物ばかり見ていないで、様々な人との出会いを通して自分自身を成長させてください。花の生産という仕事は、朝早いし、夏暑くて冬寒い。楽な仕事ではないかもしれませんが、たくさんの喜びが詰まった仕事です。皆さんも最後まで夢を諦めずに頑張ってくださいね。 (取材:2011年冬時点)